1か月1,000円前後で何億曲が自由に聞くことが出来るが、CD一枚に3000円を払う方がいい。
レコード、CDの時代を経てきた私には、付属している「ライナーノート」が、それを購入し、レコードに針を落とし、絨毯に座って、歌詞を確認しながら解説を読むことで、やっと一息つけるアイテムなのだ。
商品として、それが完結した姿だった。時に写真集っぽいのも有ったりした。
それに演奏メンバーも載ってるから、単純にいいのだ。
時代は変わってゆく、そんな事は判っている。
今の、俳優や歌手はさっぱり判らない、それが普通であるが、その反対に私は
古い古い俳優やテレビドラマをZ世代の何倍も当然知っている。
「ひょこりひょうたん島」「マグマ大使」から木下恵介アワーの「二人の世界」、進藤栄太郎、森繁の社長漫遊記、映画はマカロニウェスタンから何でも見てきた。
人の営みは同じだから、このオッサンが今更「学園ドラマ」を見る筈も、音楽も聞かない。だから俳優も知らない。知ってる方がおかしい。
ビートルズ・カーペンターズ・ONJ・ABBA・S&G、ジョン・デンバーを経て
OASISやスティング、そしてコルトレーン・Mデイビス・Bエバンスを通過
シナトラ・クロスビー・トニーベネットは考えてみれば自然な流れでしかない。 今は九州系地唱をかじっているが
【ライナーノート】がないと古い文学が下地だからその素養ないから理解が出来ない箇所もあるわけだ。
私の青春は雑誌【POPEYE】で始まった。
その雑誌は今も立派な編集で、稀有な存在になっている。今どき、こんな編集してる雑誌はない。 購入することはないが(恥ずかしいので)元気でいてくれたありがとう。と言いたいね。
学校に行きその話題を共有する人は少なかったので、私はいつも孤独であった。【Band on the run】ばかり聞いていた。
今日、NHKでパリコレで日本人が注目された時代、イッセイ・ミヤケ、中でもヨウジヤマモトの【Y’s】の話が出た。で、その頃、つき合ってた女の子は【Y’s】を着ていたことを思い出した。
今も、あの頃のキャピキャピ18歳なら、是非、会いたい。が(そん事あるわけもなく)私とおなじように何処かで歳を重ねて4つ下なら、ちっと考えもの・・(笑)
Face Bookなどで検索したこともない、今の名前は判らないしね。
私はそういう事はしない。
どこかで元気に暮らしていてくれれば良い。
FaceBookは殆ど見ない、知った古い名前が出ると【ゾッ】とする。
見てみないフリをする。
何故なら会いたい人よりも
会いたくない人が圧倒的に多い。(笑)
20年くらい前に勘違いして【同窓会】行って即、後悔した。
ハッキリ書くが、どうでもいい奴ばかりだった。
会いたい奴は一人も来てなかった。
「だろうな」と自嘲した。
そうそう、私は昔から「スネもん」だったのだ。
今の時代に高校生なら教室で皆の前でスマホ弄っていても「持ってない」とハッキリ言うだろう。彼女一人だけに教える。
これが私流【男前】。(笑)
もちろんJRAの馬券は毎日買うだろう。
(なんとか親の名前で口座開設してね)
同級生とは同じ車両の偶然乗り合わせた乗客同士だと思っている。むっちゃ失礼ですがそう思って、そう言う。
さて、昨日買った中古CD、ポールのLive: 「back in the US 2002」は良かった。20年前も、40年前も、今もポールは変わらない。
昔々の【Y’s】のK、元気だろうか? もしかして病気で死んでいたちょっと切ない。
元気なら会いたくはない。
死んでいたら、会いたかった。
「すねもん」やね
【スネもん】も【男前】【粋】もほぼ痩せ我慢です。人生のライナーノートでした。
上手くまとまったY.
(最後は昭和ABC体で締めましたY)
